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取締役退任あいさつ
2022-07-11
取締役退任あいさつ
 2022年6月23日の株主総会をもって、取締役を退任することになりました。

 1968年に地域の人々の雇用の場の確保を目的に、地域の人達で経営する会社が創業を開始しました。創業と同時に入社した私は、20年間を社員として、34年間を役員として、ステークホルダーの皆様から御指導、また暖かい御支援をいただき、本日を迎えることができました。創業以来54年間、多くの方々と出会い、一緒に仕事をしてきた仲間として、ここまで支えていただいた事に深く感謝をし厚く御礼を申し上げます。
 
 54年という半世紀を振り返ってみますと、多くの感動や幾多の試練を体験してきたことを忘れることはありません。特に1979年に当時の親会社であった荒川車体様の厳しく、時には暖かいご指導により、トヨタ生産方式を導入できました事は、現在の旭工業のもの造りの基礎となり、私自身の成長にも大きく影響しました。また、2001年の本社工場の竣工、そして2008年の九州地区への進出を成し遂げたことなど多くの感動を体験してきました。半面、一番ショックでありました本社工場の火災は、会社の存続を左右する大きな試練となりましたが、トヨタ紡織様を始め多くの方々に暖かいご支援をいただき、また、頑張れという激励もたくさんの方々からいただいたことを忘れることはできません。只々感謝あるのみです。
 
 退任にあたってこれからの旭工業の将来を思う時に、全社員のみなさんには環境変化の激しい現在、過去とはまったく違うんだという危機感を共有し、どの様な時代がこようとも、もの造りの会社として、トヨタ生産方式の思想を決して忘れず、信念をもって取り組んでいただきたい。そして先輩諸氏が築いてこられた旭工業が将来に向けて何をしなければならないのか、自ら考え行動をとっていただきたいと思います。

54年間本当に有難うございました。

山岡正義