旭工業株式会社は愛知県豊田市に本社を構える乗用車用シートカバー縫製の会社です。

　工場見学は、まず旭工業の概要、自動車産業について、シートカバーができるまでの工程、旭工業が目指していることなど座学を行い、続いて工場に入って、裁断工程からサブ品縫製工程、シートカバー縫製ライン、検査工程の順でまわり、各担当者から説明を行います。その後は、質問コーナーという構成です。

 

小学校5年生の社会科では自動車産業について学ぶそうですが、雲仙工場では令和5年10～12月の間に、小学校3校、高校2校の工場見学とインターンシップにより2名の高校生の受け入れを行いました。質問コーナーでは、鋭い質問が飛び交いますので、私たちも必死で応答します。

　

　先日、工場見学した川床小学校、大塚小学校、西郷小学校から、学習した内容のレポートや感想、お礼のメッセージを頂きました。それらは工場内掲示板に掲示しています。その中で特に印象深かったコメントを紹介します。

 

「旭工業はシートカバーを作る工場で、皆さん楽しそうに仕事をされていました。」　

「私たちはエプロンを作るのに10時間くらい掛ったのですが、雲仙工場ではすごく短い時間で奇麗に縫って、シートカバー完成しているのにびっくりしました。」

「たくさんの皆さんが協力して仕事をしている姿を見ることができました。」

「ミシンのスピードが速くてすごかった。」

「僕のおばあちゃんも雲仙工場で働いています。ミシンを使って凄かったです。」

「私たちの川床小学校の先輩黒田さんが働いていて、若いのにリーダーですごいと思った。」

「レクサスやプリウスに一度でいいから乗りたいと思いました。」

「大人になったら、旭工業の皆さんみたいに、仕事を一生懸命する人になりたいと思った。」

「将来は、旭工業で働きたいと思いました。」

「大人になったら、旭工業で働きます。よろしくお願いします。」

 

　雲仙工場が操業開始した当初は、トヨタ自動車のシートカバーの工場ができたと、地域の話題になっていましたが8年目を迎え、その存在も薄れてきたような感があります。そこで原点に立ち返り、雲仙市内そして島原半島内の皆さんにまずは知っていただこうと、工場見学を推進しております。学校のみならず地域や各種団体の皆様もお気軽にお声掛け頂ければ幸いです。皆様のお越しをお待ちしております！

 

連絡先：旭工業㈱雲仙工場担当 松尾　0957-65-8055